Summer Pocketsをプレイして以降、「夏」「田舎」「ノスタルジック」というジャンルに非常に飢えていたために似たゲームを探していたところ、偶然NOSTALGIC TRAINというゲームのトレイラーを見つけ視聴したところぶっ刺さってしまってそのまま購入しプレイしたので端的に感想を述べていこうかと。
ストーリー(Steamを引用)
UE4で制作された日本の田園風景の中で、見えなくなった夏霧の人々と「私」の謎を解き明かしていく少し切なく幻想的な一人称視点ADV / ウォーキングシミュレーター。
ストーリーモードと自由にマップを歩き回るフリーモードがある
よかった点
・グラフィック
まずトレイラー等を見てもらえばわかる通り、グラフィックがとてもいい。
昔の夏の田舎町の描写が完璧だと思った。
流石にPS4のゲーム等と比べると酷ではあるが、それでも充分に雰囲気が伝わる作りであった。
・ストーリー
それぞれ時間軸が違う話を主人公が介入し、変化させていく。
一つ一つの話が若干ダーク(バットエンドテイスト)な感じではあるものの、結構魅入ってしまう内容だった。
大体3時間くらいで終わる内容なので、結構サクッとプレイできるのもよき。
・BGM
個人的には非常にマッチしているBGMだと思った。蝉の声とかthe夏の田舎って感じでよかった。
気になった点
・操作感
AWSDとマウスを組み合わせた操作方法なので、PCゲームをやり慣れてない人だとかなり慣れるのに時間がかかるかも。僕も実際最初はちょっとやりづらさはあった。
あとはキーコンフィグがないため、カスタマイズができない。あとジャンプボタンがあるものの何も飛び越えられないので死に機能になっている。
・ストーリーを読み返せない
折角ストーリーがいいのに、チャプターごとに読み返すことができない。
読み返せるのはストーリークリア後。バックログもなし。
そのためぶっ通しでやらないと少し話を理解するのが難しいかもしれない。
・グラフィックの重さ
グラフィックが売りの一つであるはずなのに全体的に重め。画質を低中高最高の4段階で設定できるのだが、普通のPCレベルでは中以上にするとかなり重くなる印象。
僕のでは高だと若干重かったので中にしていた。最高画質でプレイしたかった。
・次のストーリーへ進めるのが若干手間
マップ内に散らばる光を集めてストーリーを進めるのだが、右クリックをしないとその光が発見されない上に、若干遠い場所に配置されているとクリックを連打しながらさまようことになる。僕は一回めっちゃ迷った。神社とお寺があるが、どっちがどっちかわからんくて一生違うほうをさまよっていた。
・その他色々
セーブがあるのかないのかわかりづらい(ストーリーごとにオートセーブらしいが説明なし)
あと若干3D酔いした。他のレビューでも同様のことを言ってる人がいたのでそういう事だと思う。
総評
気になる点が多かったものの、正直ストーリーと雰囲気はかなり良かったと思う。
最初2つくらいの話は???って感じになったけど、他のストーリーを進めるうちに、これ複線だったんじゃね?となったり、なんかどっかで聞いた名前が出始めたなとか、進めているうちに続きが気になっていく感じがあった。
個人的にはトレーラーやSSを見た際に、夏の田舎を散策するゲームなのかなと思ったらがっつりノベルゲーだったのでなんかちょっと求めていたものとは違った。
とはいえ、先述した通り話の出来はかなり良かったので個人的には満足している。
この作品はSteamで1200円で買えるのだが、映画一本、小説一本分と考えれば全然いいかなと。
人を選ぶ作品ではあると思うが、よかったらプレイしてみてほしいです。
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